小説『家族シアター』の紹介 〜pe-nyo-novel_vol.3〜
お疲れさまです!
pe-nyo-blogの管理人です。
さて、本日は私の好きな小説についてお話したいと思います。
本日は前回の辻村深月作品の第3段になります!
第1段の記事はこちらから↓
映画や小説が好きなので少しずつ紹介できたらと思っています。
作品の良さに共感して頂いたり、観てみよう・読んでみようと言う気持ちになってくださったら嬉しいです。
引用元:https://www.amazon.co.jp/家族シアター-講談社文庫-辻村-深月/dp/4062938480
表紙がかわいい!
1.こんな人におすすめ
・短編集を読みたい方
・タイトルの通り家族関係の作品を読みたい方
短編集です。
私は、登場人物が多くなって、「お前は他の作品でも出てるんじゃないのか!」という期待を持って読んだ記憶があります。
結論出ていなかったかもしれませんが、今後の作品に注目ですね!
2.作品情報
作品名:家族シアター(2018/4)
ジャンル:家族
著者:辻村深月
3.あらすじ
「家族」で起こる、ささやかな大事件。いま一番旬な作家、辻村深月の最新文庫。息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。「夢は学校の先生」という息子が憧れる熱血漢の担任教師は積極的に行事を企画。親子共々忘れられない一年となる。しかしその八年後、担任のある秘密が明かされる(「タイムカプセルの八年」より)。家族を描く心温まる全7編。
出典:https://www.amazon.co.jp/家族シアター-講談社文庫-辻村-深月/dp/4062938480
家族ものってずるくないですか?
映画でもそうですが、私は結構じ~んときてしまいます。
"「家族」で起こる、ささやかな大事件"って矛盾も良いですよね。
4.pe-nyoが選ぶ印象的な場面
1)私が書いた、二度目の『銀河』の締めの言葉。私の、小六の秋の思い出だ。(1992年の秋空)
登場人物ははるかとうみかの姉妹。
二人で鉄棒の練習を約束しますが、友達との約束を優先させた姉のはるか。
うみかははるかがいないところで練習をして、その結果腕を骨折してしまいます。
うみかは、宇宙に行きたい、でも腕にボルトが入っていると行けないとはるかに教えます。
責任を感じたはるかはうみかのために何かできないかと考え学級だより「銀河」で、うみかが楽しみにしている「エンデバー」について書きます。
私の中ではこの短編がほっこりできたのでお気に入りです。
毎月学校から配布される「学習」(はるか)、「科学」(うみか)という本があって、いいな〜、こういうの羨ましいな〜、片方しか持っていない家庭もあるのに、両方家で読めていいな〜と思った記憶があります。
また学級だよりも懐かしいですよね。
私の小学校でも同じように生徒が主体で書くスペースがあって、「どうやったらみんなの気をひけるだろう」と考え、意味不明なことを書いていたと思います。
タイトルは思い出せないな〜。
5.pe-nyo流『家族シアター』の楽しみ方
辻村さんはミステリー!のイメージが強かったので、このような心温まる作品の連続もあるのか!と思いました。
さまざまな年齢層の方が楽しめるようになっており、どこか懐かしい気持ちになれるかと思います。
今回も辻村深月さんの記事を見つけたので、合わせてぜひ読んでください!
“大好きだけど大嫌い”な家族の“ささやかな大事件”と表現されています。
このような矛盾の連続で日常は流れているかもしれませんね。
表紙がとても可愛いですよね!
ここで紹介している表紙ともう一つ別のパターンもあるので探してみてください。
表紙に書かれているキーワードを作中で探すのも楽しいかもしれません。
ここで取り上げた「1992年の秋空」は「姉妹」・「宇宙」が出てきていますが、表紙左上にはるかとうみかを連想させるような絵があります。
しまうまはでてきてたかな・・?
6.感想・まとめ
今回は辻村作品の第3段の紹介でした。
短編集の登場人物は他作品で出てくるのでしょうか?
今後の作品にも本作品の登場人物とのつながりが見えてくるかもしれませんので、その点に着目しながら読み進めてみてください!