小説『島はぼくらと』の紹介 〜pe-nyo-novel_vol.2〜
お疲れさまです!
pe-nyo-blogの管理人です。
さて、本日は私の好きな小説についてお話したいと思います。
本日は前回の辻村深月作品の第2段になります!
第1段はこちらから↓
映画や小説が好きなので少しずつ紹介できたらと思っています。
作品の良さに共感して頂いたり、観てみよう・読んでみようと言う気持ちになってくださったら嬉しいです。
引用元:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000212422
1.こんな人におすすめ
・スロウハイツの神様をすでに読んでいる方
・スロウハイツの神様の環が好きな方
・島での生活が気になる方
辻村ワールドが全開の作品となっています!
環ファンには嬉しい、環が結構重要なポジションで登場します!
2.作品情報
作品名:島はぼくらと(2016/7)
ジャンル:青春
著者:辻村深月
3.あらすじ
瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。淡い恋と友情、大人たちの覚悟。旅立ちの日はもうすぐ。別れるときは笑顔でいよう。
4.pe-nyoが選ぶ印象的な場面
1)「ごめんなさい、つまんないですか!?」
「幻の脚本」を求め、ある理由で人を探している主人公たちの4人は修学旅行中に東京の劇場を開始早々抜け出します。
抜け出したときに4人は劇場のスタッフに止められてしまいます。
「ごめんなさい、つまんないですか!?」
これが環だったのですね。
その後、環は本作品の登場人物のヨシノを知っており、舞台となっている冴島を知っていたことから、人探しの手伝いをします。
結局その日はお目当ての人を見つけることはできませんでしたが、劇場に帰ってきてからアイスをおごったり、後日その人の情報を流したりと、かなり協力的で本作品の重要な位置づけになっていました。
このように辻村深月さんの作品では他作品の登場人物が出てくることが多く、お気入りのキャラクターであれば嬉しいですよね。
また劇場の内容は環が作製した舞台だったそうで、変わりなくてよかったと思ったことを記憶しています。
あれから何年後?だったのでしょうか。。
ちなみにスロウハイツの神様が出版されてから6年経っています。
5.pe-nyo流『島はぼくらと』の楽しみ方
環のシーンが私は印象的でしたが、内容は普段の辻村さんのザ・ミステリーとは少し違ったテイストだと感じました。
辻村さん本人もインタビューでそのように答えているので合わせてぜひ読んでください!
読んだあとでこういった記事を読んでみるのも楽しいです。
確かに辻村作品の十代は学校とセットな印象がありましたが、今回はのびのびと自然に触れているような印象でした。
島での生活って憧れた時期があるのですが、様々な事情があることも伝わりました。
6.感想・まとめ
今回は辻村作品の第2段の紹介でした。
今後の作品にも本作品の登場人物とのつながりが見えてくるかもしれませんので、その点に着目しながら読み進めてみてください!
気づかなかった場合はいろいろネットで調べてみるのも楽しいです。
あれは、お前だったのか!的なことが多いのでまた読み直したくなります。