pe-nyo-blog

生活をより楽しくしよう→pe-nyo-blog

小説『スロウハイツの神様』の紹介 〜pe-nyo-novel_vol.1〜

お疲れさまです!

pe-nyo-blogの管理人です。 

 

オンライン絵しりとりめちゃくちゃおもしろいです。。

動物や国、食べ物しばり!と初めに宣言すると大抵途中で退出者が出てしまいます。

ちなみに私はipadapple pencilを使用しています。

細かい描写もできるのでおすすめです!

 

さて、本日は私の好きな小説についてお話したいと思います。

 

紹介について何度か投稿していますが、ウィキペディア等見ると本当に様々な情報が載っていますね。

 

今後は紹介については、個人的な意見や感想のボリュームを増やしていこうと思います!

 

f:id:pe-nyo-blog:20200510145602j:plain



 

映画や小説が好きなので少しずつ紹介できたらと思っています。

 

作品の良さに共感して頂いたり、観てみよう・読んでみようと言う気持ちになってくださったら嬉しいです。

 

 

 

引用元:https://www.amazon.co.jp/スロウハイツの神様-上-講談社文庫-辻村-深月/dp/406276556X

 

  

 

1.こんな人におすすめ

・クリエイティブになりたい方

 

私はクリエイティブになりたいという気持ちはなかったのですが、読んだあとは何かを造りたいと毎回思います。

 

何かを始めたいと思っているときに読むのもよいかもしれません。

 

2.作品情報

作品名:スロウハイツの神様(上・下)(2010/1)

ジャンル:青春

著者:辻村深月

 

 

3.あらすじ

 人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。(上巻)

 莉々亜が新たな居住者として加わり、コーキに急接近を始める。少しずつ変わっていく「スロウハイツ」の人間関係。そんな中、あの事件の直後に百二十八通もの手紙で、潰れそうだったコーキを救った一人の少女に注目が集まる。彼女は誰なのか。そして環が受け取った一つの荷物が彼らの時間を動かし始める。(下巻)

 

 出典:https://www.amazon.co.jp/スロウハイツの神様-上-講談社文庫-辻村-深月/dp/406276556X

 

4.pe-nyoが選ぶ印象的な場面

1)エンヤと同じくらい頑固な環は、今日も入居者を面接し、不合格の判定を下す。

第4章「円屋伸一は出て行った」最後の文章です。

エンヤは環とは高校から仲が良かったのですが、環をライバル視しすぎるあまり、スロウハイツから出ていってしまいます。

別れの日も環は姿を見せずで、エンヤを挑発するようなことを大声で言っていました。

エンヤは怒り、結果を出したら戻ってくると発言し、去っていきます。

『「早く、あいつの部屋を埋めてしまおう。もう帰ってくる場所なんてないように」』と言いつつも、環は入居者の面接で不合格の判定を下しているのですね。

この矛盾にじ~んときます。

 

ちなみに私の想像していたスロウハイツの外観はこんな感じ↓

f:id:pe-nyo-blog:20200510153709j:plain

2)その人たちの前で、オスカーを手にしながら言おう。「私は、チヨダ・コーキを読んで、それを支えに生きてきました」と。

この作品の初めは『「チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ」その日の天気は、かいせいだった』と始めっています。

コウちゃんの小説を見て死人が出るような事件が起き、これをきっかけにメディアがコウちゃんを責めてしまいます。

しかし環のようにそのような人たちと対極にいる人がいるということを宣言しています。環の強さが現れているシーン。

 

オスカー像。アカデミー賞の副賞です↓

www.asahi.com/showbiz/movie/gallery/oscar83/ima...

引用元:http://www.asahi.com/showbiz/movie/gallery/oscar83/mto_06.html

 

5.pe-nyo流『スロウハイツの神様』の楽しみ方

 

登場人物は皆クリエイティブです。自分のお気入りのキャラクターを見つけ、刺激を受けながら読みすすめると楽しいかもしれません。

 

ちなみに私のお気入りのキャラクターは辻村深月作品の中でもダントツで環です。

 

名前の響きがかっこいいからです。

 

6.感想・まとめ

辻村深月さんの作品では、他の作品の登場人物が名前を伏せて出てきている、なんてことがよくあります。

 

「辻村ワールド」とも呼ばれており、推奨されている読む順番もあります(順番どおりでなくても面白く読めます)。

 

このブログでは順番に紹介したいと思っているので、ぜひ追いかけてみてください!

 

またその過程で自分のお気入りのキャラクターを見つけてください。